日本人の5人に1人がかかるといわれる鬱病。健康番組などで頻繁に取り上げられている病気なので、なんとなくどうして鬱病になるのかは知られてきています。しかしそれにもかかわらず、鬱病というものがどういう病気なのか未だに世間の正しい理解度は低いようですね。そのことは欝のコミュニティサイトや掲示板のうつ病の人や回答者の書き込みから察することができます。欝の辛さは本人でなければ分からないと言います。欝の人がいつまでも布団で寝ていたり、日がな一日何もしないでボーっとしていたり、だるい・しんどいと言っては会社を休み、やがて外出をしなくなる。家族のなかには「あんなに頑張る人だったのにいったいどうしたの?頑張って!!しっかりしなさい」「欝なんて怠けの言い訳」なんて考えを持っている人もいて、お尻を叩くように励ましてしまうことで欝の人を更に追い込んでしまうんですよね。家族や友人、会社関係などの周囲に理解を得られるかどうかで闘病期間が変わってくるそうです。では、欝を分かってもらえない場合はどうしたらいいのでしょう。何としてでも分かってもらうようにする為に、次のようなことをしてください。1.欝だと診断されたことを話す自分が欝になったことを隠す人がいますが、闘病生活を送るには家族や友人、会社の理解がないと辛いことになります。まずは欝を発症したことを話し、体がこんなふう辛いとか、こんな気持ちでいるなどを話しましょう。2.診察には家族に付き添ってもらうまずは家族の理解が必要。病院の診察に家族に付き添ってもらえば医師から家族へ詳しい説明をしてもらえます。初めは分かってもらえないかもしれませんが、きっと徐々に分かってもらえるはずです。3.分かる人と分かることができない人がいることを分かっておくどんなに話しても、医師からの説明を受けても、欝で苦しむ姿を見ても、欝を理解できない人がいます。そういう人には無理に分かってもらおうとはしない方がいいですね。他の理解者を作りましょう。欝を分かってくれる人は絶対に必要です。特に家族の理解は闘病の他に経済的にも必要になってきます。「分かってもらえないのならば、体に負担がかからない程度に分かってくれるまでしつこく話してください」と闘病中の人は話しています。
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