欝を発症した場合、初期の軽い症状ならば仕事をしながら治療も可能ですが、それ以外は休職が必要になります。休職をするかどうか迷っている場合ではありません。欝は再発しやすい病気です。医師に休職をすすめられるような場合なら、欝が進んでいるということですから、さっさと診断書を会社に提出して休職に入って心身を休めて元気を取り戻していきましょう。ところが、欝は再発をしやすいために休職→復職→休職といった感じで復職と休職を繰り返す方が多いのです。なぜ、再発させて休職と復職を繰り返してしまうのでしょうか。復職の際には不安感や不信感、極度の否定感情を覚えるものだそうです。では、欝の患者さん達が復職後にどんなことを考えてしまうのかを、掲示板やコミュニティサイト、アンケートなどに寄せられた声を紹介しましょう。・休んでいた分の遅れと信用を取り戻そうとして頑張り焦る・会社の配慮で部署を変えられたことに焦りと不安・同期や後輩が先に昇進したことに焦る・ゆっくりと仕事をしたいのに、今までと同じキツイ仕事をさせられることに怒りと不安を感じる・本当は欝の人には辞めてもらいたいと考えているのでは？と考える・鬱病にさえならなければ、と自分を責める・相談相手がいないから一人で悶々とする復職後もこんなことを考え悩んでしまっているんですね。これでは心が休まりません。復職後、欝病への理解がない会社の場合では、仕事内容が発病前と同じキツイ職場であったり、偏見の目で見られて辛い立場に追いやられてしまったり、逆に欝に理解がある会社の場合は気をつかわれることに自分を責めてしまうことがあるようです。会社の環境や仕事内容、人間関係などが悪ければ欝の症状がなくなっても再発させてしまいます。再発するたびに休職と復職を繰り返す場合は、思い切って退職を考えたほうが良いかもしれません。ゆっくりと時間をかけてでもいいから欝の症状を安定させて、社会復帰に自信が付いてから自分のペースで仕事ができる職場で働くことを考えても良いのではないでしょうか。
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